ピクノジェノール含有の機能性表示食品の特徴とは

健康増進を目的に利用されるのがピクノジェノール含有の食品です。栄養バランスの崩れた現代人の身体をサポートする栄養素として注目されています。ここでは、ピクノジェノール選びの基本、機能性表示食品の特徴、摂取により得られるメリットなどについて解説していきます。

元気な身体を維持したい人、栄養バランスが乱れている人などは、ぜひ参考にしてください。

美容と健康に役立つポリフェノール入りの機能性表示食品

ピクノジェノールをおすすめしたい人

ピクノジェノールはフランス海岸松樹皮エキスのことで、抗酸化に役立つと言われていることから健康維持や美容を目的に活用されています。40種類にもなるフラボノイドから構成されており、忙しい毎日が続いている人、年齢肌が気になり始めた人、生活の乱れを自覚している人などから人気があります。

身体の内側からバリア機能を高めてくれますので、さまざまな病気を予防したい人におすすめです。ピクノジェノールは医薬品ではなく、あくまで食品向けの成分として普及しています。薬機法の観点から効果・効能は謳うことができませんが、健康成分としておなじみのフラボノイド複合体が含まれていますので、飲み続けることで健康を増進できるでしょう。

医薬品との違いは即効性がないことですが、それゆえに身体にやさしく働きかけます。副作用がないことから長期的に飲用を続けられ、時間をかけて体質を整えられます。飲用する期間は定められていませんが、健康食品全般は3か月以上の摂取を推奨されたものが多いため、最低3か月と考えておくといいでしょう。

ピクノジェノールを選ぶときのコツ

ピクノジェノールを含有する商品はさまざまなメーカーが販売しています。そこから機能性が高い商品を絞り込んでいくためには、機能性表示食品かどうかに着目するのがひとつの方法です。機能性表示食品の表示対象となるのは、食品全般になります。

トクホと呼ばれる特定保健用食品と混同されることが多いですが、トクホが国の審査と承認を受ける必要があるのに対して、機能性表示食品に関しては審査・承認は不要です。ただし、科学的根拠を示すための届出が必要となるため、一般食品に該当する健康食品と比較して信頼性は高いです。

機能性表示食品は病気を治療するのが目的ではなく、あくまでも健康をサポートをするのが役割となります。信頼できるピクノジェノールを選ぶためには、含有量にも着目する必要があります。フランス海岸松樹皮エキスとして何mg含まれているか確かめておきましょう。

当然ながら含有量が多ければ多いほど、それに比例して実感度は高くなります。公式サイトやパッケージに含有量の記載がない商品は、少量しか含まれていないと考えられます。含有量に自信のある商品であれば、企業はそれを積極的に表示をするからです。

ピクノジェノール製品は、機能性表示食品の表示の有無、内容成分の含有量、価格などを調べてから絞っていきましょう。

健康の補助を目的に利用しよう

機能性表示食品には消費者庁届出番号が記載されています。機能性の表示に関しては、企業の責任において可能です。そのため、企業の中には悪玉コレステロール対策などの表記をしているところがありますが、食品に分類される性質から効果・効能は記載できません。

ピクノジェノールを摂取する場合は過度の期待はせず、まずは食生活を整えることに専念しましょう。

健康増進の秘訣は日々の生活環境の改善にあり、ピクノジェノールはあくまでも補助的に使用する必要があります。摂取量はパッケージに記載されている目安量の範囲で摂るのが基本です。大量に摂取したからといって機能性が上がるわけではなく、地道にコツコツと飲み続けることが大切です。

注意したいのは飲み忘れで、三日坊主になっては意味がありません。飲み忘れを防ぐためには、飲む時間帯を明確に決めるのがコツです。夕食後に摂取する、3時のおやつのあとに飲むなどと決めておきましょう。飲む時間帯が日によって違うと、飲み忘れる可能性が高くなってきます。

飲むときは水、ぬるま湯と一緒に飲むのが基本です。食品ですからコーヒーやお茶と飲んでも機能性に影響する可能性は低いですが、特定の成分との相性がミスマッチになることがないとは言えないからです。

生活習慣病対策として利用する人も

私たちの身体は食事から摂取する栄養のもとで成り立っています。トマトやニンジン、玉ねぎなどは野菜であり、効果・効能を明記することはできません。その一方で、これらの食材が健康に良いことは、多くの人が経験から知っているでしょう。

肉ばかり食べていた人が野菜と魚を中心とした食生活に変えたら、体調が良くなったという話は少なくありません。バランスの良い食生活は、不健康を遠ざけるという意味でも価値があります。これはピクノジェノールの機能性表示食品にも共通することです。

ピクノジェノールは野菜をあまり食べない人、脂肪の摂取量が多い人、悪玉コレステロール値が高い人などに推奨されています。食生活を改善した上でピクノジェノールの摂取を続ければ、本来の健康体に戻せる可能性があります。

人間の身体はもともとは健康体であり、何らかの悪習慣が引き金となって不健康に傾いていきます。健康になるためには、不健康を引き起こす習慣を見直すのが基本です。生活習慣病の多くは食生活の乱れによって発症しますので、まずはバランスの良い食生活を徹底し、その上でピクノジェノールを併用するようにしましょう。

他の健康食品との飲み合わせについて

ピクノジェノールは食品ですから、他の健康食品や機能性表示食品と一緒に摂取しても問題はありません。ただし、飲み合わせに関する注意点がある場合は、それに従うようにしましょう。注意したいのは、ピクノジェノールは他の成分の代用にはならない点です。

ピクノジェノールは優れた抗酸化力を持っていますが、ビタミンの代用にはなりません。例えば、ビタミンサプリを飲んでいた人がピクノジェノールに乗り換えすると、ビタミン不足を招く可能性があります。健康食品や機能性表示食品を選ぶときは、自分に不足している成分を充足させることを第一に考えましょう。

健康な人生を満喫するために利用しよう

副作用のないピクノジェノールは安全な成分として認知されています。中でも機能性表示食品に該当するものは、一般的な健康食品よりワンランク上の機能性を期待できます。ピクノジェノールは健康維持に加えて、生活習慣病が気になる人からも注目される成分です。

摂取において医薬品のような厳格な制限はなく、食生活のサポートとして気軽に利用できます。